バークシャー・ハサウェイというアメリカの投資・保険会社があります。
以前の記事で取り上げた投資家ウォーレン・バフェットが立ち上げ、現在はその後継者であるグレッグ・アベルがCEOを務める、投資家の間では超有名な企業です。
そのバークシャー・ハサウェイが今日4月2日、昨年11月以来となる円建て社債の発行に向けて、みずほ証券とBofAセキュリティーズを主幹事として指名したことが明らかになりました。
日本銀行の追加利上げ観測や、1ドル160円前後の円安を背景とした動きとの見方もあり、その発行社債総額は前回同様2000億円を超えるのではないか、との予想も出ています。
バークシャーは今年3月に東京海上HDへ約18億ドルを出資し、2.49%の株式取得および業務提携を決めており、日本での事業拡大に積極的な姿勢を見せています。しかもその際、長期投資を前提に出資することを約束した上で、株式保有比率についても9.9%を上限の目安とする枠組みが示されており、本格的な協業関係を築こうという意向が見て取れます。
そのため投資家界隈では、今回の円債発行についても、日本での事業拡大のための布石ではないかと噂されており、どの企業にその資本を投入するのか、予想が白熱しています。
バフェットが2020年に日本5大商社に投資したことから、今回も商社をターゲットにするのではないかという意見や、直近の原油高を受けてエネルギー分野に触手を伸ばすのではないか、といった意見も見受けられますが、現時点ではあくまで想像にとどまります。
私個人としては、保有している伊藤忠商事(8001)に投資してくれれば一番ありがたいのですが、そう上手くいくかどうかは分かりませんね。
バフェットからアベルへCEOが交代したことによって、バークシャーが日本企業に求める性質も以前とは変わってくるのではないかという意見もあり、なかなか次の一手が読みづらい状況です。
今回の一報を受けて、一般投資家に求められるのは、期待先行で飛びつくのではなく、事実ベースで続報を追う姿勢でしょう。
円建て社債の発行自体は重視すべき材料ですが、得た資金が実際にどの分野・企業へ向かうのかが見えてきて初めて、投資判断の精度が高まります。
今後もバークシャーの一挙一動に注目が集まりそうです。
バフェットがCEOを退いた後のバークシャーが日本でどのような企業活動を行っていくのか、引き続き見守りたいと思います。


コメント