今回は、いままでやったことがありませんが、来月4月の相場予想を立ててみたいと思います。
必ずしも当たるとは限りませんが、現状の自分の分析力を測る最初の一歩としての試みです。
まずは足元の状況から見ていきます。
先週末、日経平均先物は-1,630円の51,250円、ダウ先物も-806ドルの45,424ドルで引けています。
週明けの現物市場は先物の地合いの影響を受けやすい傾向がありますから、単純に考えれば本日3/30(月)は大幅に下振れた状態からのスタートになりそうです。
今後の見通しを立てる上で重要なイベントは、以下の3つです。
権利落ち後の株価下落
配当金の権利落ち後は、配当金を受け取る権利(配当金相当額)が株価から差し引かれるため、理論上、株価はその分だけ下落します。
多くの企業は権利落ち日を年度決算のタイミングである3月末に設定しているため、4月初旬は権利落ちの影響が指数全体の重しになりやすいと考えられます。
中東情勢とそれを取り巻く各国の対応
現在もっとも大きな地政学リスクとなっている中東情勢ですが、私はトランプ大統領がこの局面で引き下がる可能性は低いと見ています。
ホルムズ海峡の支配権を巡る要衝となるカーグ島への侵攻も、決して打算的な示唆にとどまらず、実際に軍事作戦に踏み切る可能性も否定できないと思います。
そしてイランとアメリカの武力衝突がより現実味を帯びれば、市場はそのニュースを強く嫌気し、さらに下値を探る展開も考えられます。
高市相場で発生した高値掴みポジションの整理
2026年2月8日に開票された総選挙の直後、高市首相が打ち出す政策への期待により、日本株市場は「高市相場」と呼ばれる急激な上昇トレンドを見せました。日経平均は52週高値で59,332.43円をつけており、投資家たちの資産は大いに潤ったことでしょう。
ところが、その直後から始まったアメリカとイランの対立激化によって、相場は右肩下がりに下落してしまいました。そのため、高値圏で掴んでしまった投資家の含み損ポジションがまだ相応に残っている可能性は高いと思われます。
じりじりと下がり続ける日経平均が大きく反発するためには、こうした高値掴みのポジション整理がある程度進む必要があるのではないでしょうか。その過程で相場の一段安が起こる可能性は十分にありますし、それが自然な流れでもあると思います。
以上の3つの要素が組み合わさることによって想定される最悪のシナリオとして、4月中に日経平均株価が50,000円を割り込む展開は十分にある、と私は考えます。
もっとも、その後も下落が続くのか、あるいはどこかで反発に向かうのかは、原油価格、為替、中東情勢など複数の要因が絡むため、現時点ではまだ読み切れません。
少なくとも現時点で言えることは、来月以降も投資家にとって依然として厳しい局面が続くであろうということです。
世界の荒れた時流に飲まれることなく、今後も落ち着いて相場分析を行っていきたいと思います。


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