うずき流新NISA投資指南書|失敗しても立て直せるPFの組み方

2026年に入ってから、イラン情勢に端を発した株式市場の大幅な下落が続いています。
そんな中、新NISAで損をしたという声が多数上がっており、中には狼狽売りで退場した人もいるという噂です。

そこで今回は、私なりの新NISA制度についての考え方と、どういう考え方が一番崩れにくいかを簡単にまとめてみました。
「私、失敗しないので」という非現実的なPFを目指すのではなく「私、失敗しても立ち直れるので」といえる健全なPFを目指して、頑張っていきましょう。

リスクを理解した上で投資する

投資において真っ先に考えるべきは、取引に対して負うリスクです。
ここが抜け落ちると、投資先を「金のなる木」だと勘違いしてしまいますので、注意が必要です。

その銘柄や指数がどんな要素によって値動きするのか、事前にある程度知っておきましょう。
また地政学リスクの影響について情報収集するために、日々のニュースを追うことも大切です。
自分の大切な資産を預けるのですから、最低限の知識は持っておくべきだと思います。

「知らなかったでは済まされない」のが投資の厳しい世界です。
その代わり、数字は嘘をつきませんから、敵にも味方にもなります。
ドルコスト平均法、悪くないと思います。正しく理解していれば、ですけどね。

一度投資したらむやみに触らない、焦らない

チャートをにらむように追いかけて、相場が下がるたびに怯える人たちがいます。
その気持ちはよくわかるのですが、少なくとも新NISAを活用する投資家の姿勢としては少しズレているんじゃないかなと思います。

新NISAという制度が真価を発揮するのは、その非課税枠の中で複利効果を最大限積み重ねていくときです。長期の定額積立と非課税配当金の再投資が利回りに与える効果は絶大です。
評価額が一時的に下がることを恐れる必要はありません。長期では回復してきた歴史がありますから、いつ反転するかは読めないですが、積立投資ではその時間も織り込みます。

そしてようやく底に着いたら、あとは上がるだけです。実際には「元に戻る」というのがより正しい言い回しかもしれません。あのリーマンショックやコロナショックのときの暴落でさえ、いまでは「当時はきつかった投資家の昔話」として話せる程度には相場が回復しています。

私の個人的な意見ですが、相場が下がりまくっているときに退場するのが、一番もったいない決断だと思います。
もちろん、信用取引で保有資産額以上にレバレッジをかけているハイリスクハイリターンな世界で生きている方々については別の話ですが、少なくとも新NISAを使って堅実に投資を続けている投資家の方々については、長期目線で相場が戻った後の未来を考えて、どうかこの辛い現状を耐え抜いてほしいです。

分散投資の意味を知る

分散投資には大きく分けて2つの分散があります。
それは「時間の分散」と「対象の分散」です。

  1. 時間の分散
    これは簡単です。毎月同じ金額を長期間積み立てることで、元本の取得平均価格の平均値を目指すという手法ですね。ドルコスト平均法とよく言われたりします。
    投資は時間を味方につけることがとても重要です。相場が上がっていく恩恵を受けつつ、生み出した利益を再投資して元本をさらに増やし、最大限の利益を生み出す。
    これが長期投資の大きなメリットです。
  1. 対象の分散
    これは、何にどれだけ投資するか、という対象選択の話です。
    よく初心者向けとして言われるのは「オルカンに全額投資しておけば大丈夫」「投資先はS&P500一択」などの王道のインデックス長期積立法ですね。

    この手法について、全否定はしません。なぜなら、判断コストと取引リスクを極限まで減らしながら初心者が取れる最適解の一つとして、一定のレベルで完成されていると思うからです。
    オルカンだけでも地域分散はありますし、S&P500でも米国内では分散が取れています。

    そこからさらに上を目指す人は、投資の勉強を続けて、個別株やETFなどの金融商品に手を出していけばいいと思います。
    例えばもし上記のインデックスに個別株を加えるなら、生活必需・通信・商社など値動きの違う柱を意識するのがよいでしょう。

    ただここで一つだけ重要なのは、それらの投資先を選んだのは紛れもなくあなた自身だということです。生じた結果を他人のせいにしてはいけません。最後にお金を預けたのは、あなた自身の責任と決断です。それだけはよくよく自分に言い聞かせるべきだと思います。

以上、2種類の分散について述べました。これらの分散投資を上手く活用して、自分の資産を着実に増やしていくことが、新NISAを活用する上で重要だと思います。

結局どうしたらいいのか

ここまで色々と話してきましたが、「じゃあ結局何をどうしたらいいの?」という疑問が残っている方も多いと思います。
「すぐに効果が出る、簡単で効率的な投資手法を教えて!」そんな方もいるでしょう。

そこで結論から申し上げますと「自分で色んな情報を読んで、よく考えて、生活に無理のない範囲で投資をしてみましょう」ということしか、私からは言えないです。

投資というのは理論や理屈から物事を語られることが多いのですが、一番正しいやり方が身につく方法は実際の投資活動を通じて、実践的な経験や知識を得ることだと思うんです。
だから、実際にやってみて、ダメだったところとは向き合って、取る方針を都度修正していく、そういう慎重かつ柔軟な姿勢が一番大切だと私は思います。

ネットニュースやSNSでは色々な意見が飛び交っていますが、振り回されてはいけません。
なぜなら、あなたの人生の船の船頭はあなたなのです。他人にオールを任せてはいけません。
投資をやっていれば必ず下落相場には遭遇します。そこで諦めるかどうかも、あなた次第です。

人生で辛いとき、私は自分に対して「これは試練だ」と言い聞かせるようにしています。
ジョジョの奇妙な冒険第5部で、強敵であるディアボロが放った名言です。このセリフが発せられた経緯はぜひ調べてみてほしいのですが、苦境に立たされたときこそ「これは試練だ」と呟くことで、自分にとって乗り越えられる試練であると信じて、辛い事実と向き合う勇気が湧いてくるように思っています。


新NISAを始めてすぐに下落相場を経験する、そんなの誰でも辛いに決まっています。
しかし、それは他にも同じような思いをしている仲間がたくさんいる、ということでもあります。
(もちろん私もまだ新NISA二年目ですから、同じように不安な気持ちでいっぱいです)
どうか悲観することなく、この試練を一緒に乗り越えていきましょう。

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